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Explzh オンラインヘルプ



Last modified: 2024/09/22
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オプション → 圧縮オプション → 基本設定 → 書庫形式別の設定 → ZIP


ZIP 圧縮時デフォルトの設定


Zip 圧縮ライブラリ
  • Arcext.dll

    Explzh の内蔵エンジンを利用します

  • 7z.dll

    7z.dll のエンジンを利用します

圧縮率指定
  • 圧縮率を指定してください。1-9 までを指定できます。
    ※圧縮方式に Zstandard を指定している場合には圧縮率を 22 まで指定できます。(32ビット版で Zstandard を利用する場合は 19 以下を指定してください)

圧縮メソッド
  • Deflate

    一番よく使われているメソッドです。
    ZIP書庫を配布する場合にはこのメソッドを指定しておけば問題が出ることは少ないです。
    Arcext.dll の zip圧縮はマルチコア対応で非常に高速に圧縮できます。
    *Arcext.dll は速度重視、7z.dll は圧縮率重視に分別できます。

  • Deflate64

    Deflate64 形式でファイルを圧縮して格納します。
    7z.dll のライブラリ利用時のみ、指定できます。

  • Bzip2

    Bzip2 形式でファイルを圧縮して格納します。
    Arcext.dll, 7z.dll どちらのライブラリ利用時でも指定できます。

  • PPMd

    PPMd 形式でファイルを圧縮して格納します。
    Arcext.dll, 7z.dll どちらのライブラリ利用時でも指定できます。

  • LZMA

    LZMA 形式でファイルを圧縮して格納します。
    LZMA は XZ の旧形式のメソッドです。最近は XZ (LZMA2) が使われることが多く、LZMA が使われることは少なくなりました。
    *LZMA は Igor Pavlov 氏により 7-Zip のために設計された圧縮アルゴリズムです。
    Arcext.dll, 7z.dll どちらのライブラリ利用時でも指定できます。

  • XZ(LZMA2)

    XZ (LZMA2) 形式でファイルを圧縮して格納します。(Explzh v.8.76 以降で有効)
    レガシーな LZMA の後継メソッドです。
    Arcext.dll のライブラリ利用時のみ、指定できます。

  • ZSTD

    Zstandard 形式でファイルを圧縮して格納します。
    デフォルトの圧縮レベルは 3 です。
    Arcext.dll のライブラリ利用時のみ、指定できます。

パスワード書庫を作成
  • Zip2.0旧互換 (crypto)

    よく使われている暗号化形式ですが、セキュリティは AES よりかなり落ちます。
    この形式より、暗号強度の高い AES 形式をおススメします。

  • AES-128

    AES の暗号化方式でアーカイブします。暗号化の速度優先です。

  • AES-256

    AES の暗号化方式でアーカイブします。暗号強度は最高レベルです。

  • フォルダを暗号化しない

    「ZIP暗号化」では、0 バイトより大きい圧縮データに対して符号化を施します。 圧縮データが 0 バイトの「フォルダ」を暗号化しても無駄にヘッダが大きくなるだけで、あまり意味も効果もありません。 このオプションは、チェック「on」で運用した方がよいかもしれません。 Arcext.dll のライブラリ利用時のみ、有効なオプションです。

自己解凍書庫

CPU スレッド数
  • CPUスレッド数を指定できます。 "Arcext.dllを利用(内蔵エンジン)" の場合には、メソッドに Deflate (圧縮/展開)、LZMA (圧縮)、ZSTD (圧縮) を指定した場合にスレッド数を指定できます。
    ※ZIP は v.9.01 以降のバージョンでマルチスレッドでの圧縮/展開がサポートされます。

オプション
  • 空のフォルダも格納

    空のフォルダの場合、そのフォルダのファイル時刻や属性などの情報をヘッダに記録します。

  • 64 ビットの FILETIME 時刻情報を保存

    デフォルトでは 32ビットの時刻情報をアーカイブ内に保存しますが、 チェックした場合は64ビットの時刻情報を保存します。

    ZIPの標準ヘッダは32bitの時刻データが使われますが、このオプションをオンにすることで ZIP 拡張ヘッダ(ID:0x000A の FILETIMEデータ)に 64ビットの時刻情報が保存され、DOS時刻の2107年の問題UNIX時刻の2038年問題を回避することができます。

    このオプションはオンにすることを推奨します。

  • 2バイトファイル名を UTF-8 にエンコーディングする

    このオプションをチェックすることで、マルチバイトファイル名文字を Unicode UTF-8 に変換し、 Unicode ファイル名を使える ZIP書庫を作成します。

    Explzh v.8.67 以降から、このオプションが未チェックの場合でも info-zip 版 Unicode UTF-8 が作成されるようになりました。 現在の地域のロケールで表現可能な文字は拡張ヘッダ (info-zip版) に UTF-8 で格納され(現在の地域のロケール文字はZIP標準のローカルヘッダに OEM 文字セットで保存)、 表現できないファイル名文字のみ、UTF-8 文字をローカルヘッダ (pkzip 版) に格納します。(Unicode非対応のレガシーなアーカイバとの互換性を考慮)
    Unicode非対応のレガシーなアーカイバとの互換性を保ちたいなら、このオプションはオフを推奨します。
    (オフにしてもUnicodeも使えます。ハイブリッドなオプションです)

  • Office 2007 文書を ZIP 書庫とみなして扱う

    Office 2007 以降の文書はデータ構造が ZIPフォーマットです。
    そのままでは Explzh から開いた場合、ZIP アーカイブとして開いてしまいます。Office 文書を圧縮したい場合、圧縮することが多い場合には、このチェックを未チェックにしてください。

    参照(よくある質問とその回答):Office 2007 (2010) 文書をアーカイブ圧縮できません。

  • 無圧縮で格納するファイルを指定

    無圧縮で格納したいファイル(拡張子)を指定してください。
    Arcext.dll のライブラリ利用時のみ、有効なオプションです。


関連項目:TAR 圧縮時デフォルトの設定