Explzh ヘルプ – 使い方ガイドとトラブルシューティング
Last modified: 2025/11/08 オプション → 圧縮オプション → 基本設定 → 書庫形式別の設定 → ZIP
ZIP 圧縮時デフォルトの設定
■Zip 圧縮ライブラリ
■圧縮率指定
-
圧縮率を指定してください。1-9 までを指定できます。
※圧縮方式に Zstandard を指定している場合には圧縮率を 22 まで指定できます。(32ビット版で Zstandard を利用する場合は 19 以下を指定してください)
■圧縮メソッド
- Deflate
一番よく使われているメソッドです。
ZIP書庫を配布する場合にはこのメソッドを指定しておけば問題が出ることは少ないです。
Arcext.dll の zip圧縮はマルチコア対応で非常に高速に圧縮できます。
*Arcext.dll は速度重視、7z.dll は圧縮率重視に分別できます。
- Deflate64
Deflate64 形式でファイルを圧縮して格納します。
7z.dll のライブラリ利用時のみ、指定できます。
- Bzip2
Bzip2 形式でファイルを圧縮して格納します。
Arcext.dll, 7z.dll どちらのライブラリ利用時でも指定できます。
- PPMd
PPMd 形式でファイルを圧縮して格納します。
Arcext.dll, 7z.dll どちらのライブラリ利用時でも指定できます。
- LZMA
LZMA 形式でファイルを圧縮して格納します。
LZMA は XZ の旧形式のメソッドです。最近は XZ (LZMA2) が使われることが多く、LZMA が使われることは少なくなりました。
*LZMA は Igor Pavlov 氏により 7-Zip のために設計された圧縮アルゴリズムです。
Arcext.dll, 7z.dll どちらのライブラリ利用時でも指定できます。
- XZ(LZMA2)
XZ (LZMA2) 形式でファイルを圧縮して格納します。(Explzh v.8.76 以降で有効)
レガシーな LZMA の後継メソッドです。
Arcext.dll のライブラリ利用時のみ、指定できます。
- ZSTD
Zstandard 形式でファイルを圧縮して格納します。
デフォルトの圧縮レベルは 3 です。
Arcext.dll のライブラリ利用時のみ、指定できます。
■パスワード書庫を作成
- Zip2.0旧互換 (crypto)
よく使われている暗号化形式ですが、セキュリティは AES よりかなり落ちます。
この形式より、暗号強度が高くてセキュリティリスクの少ない、AES形式で運用されることを強くお勧めします。
- AES-128
AES の暗号化方式でアーカイブします。暗号化の速度優先です。
- AES-256
AES の暗号化方式でアーカイブします。暗号強度は最高レベルです。
- フォルダを暗号化しない
「ZIP暗号化」では、0 バイトより大きい圧縮データに対して符号化を施します。
圧縮データが 0 バイトの「フォルダ」を暗号化しても無駄にヘッダが大きくなるだけで、あまり意味も効果もありません。
このオプションは、チェック「on」で運用した方がよいかもしれません。
Arcext.dll のライブラリ利用時のみ、有効なオプションです。
■自己解凍書庫
■CPU スレッド数
■オプション
- 空のフォルダも格納
空のフォルダの場合、そのフォルダのファイル時刻や属性などの情報をヘッダに記録します。
- 64 ビットの FILETIME 時刻情報を保存
圧縮ファイルのタイムスタンプ保存形式のオプションです。
ZIP形式の圧縮ファイルでは、格納されるファイルのタイムスタンプ情報を保存する際に、基本的には32ビットの時刻データ(DosTime)を使用します。
このオプションを選択しチェックを入れることで、64ビットの時刻情報(FILETIME)が保存されます。
圧縮ファイルのタイムスタンプ情報に、FILETIMEを使うことで、以下の利点があります。
- 長期的な保存: 64ビットのタイムスタンプは、1970年1月1日から、遠い未来までのずっと広い範囲の日付と時刻を表現でき、2106年や
2038年の問題 を回避できる。
- データの整合性: 過去および未来のデータを正確に保存できるため、データの整合性を保つことができる。
ファイルの正確な日時管理が求められる場面では、このオプションをオンにすることを推奨します。
- 2バイトファイル名を UTF-8 にエンコーディングする
このオプションをチェックすることで、マルチバイトファイル名文字を Unicode UTF-8 に変換し、
Unicode ファイル名を使える ZIP書庫を作成します。
Explzh v.8.67 以降から、このオプションが未チェックの場合でも info-zip 版 Unicode UTF-8 が作成されるようになりました。
現在の地域のロケールで表現可能な文字は拡張ヘッダ (info-zip版) に UTF-8 で格納され(現在の地域のロケール文字はZIP標準のローカルヘッダに OEM 文字セットで保存)、
表現できないファイル名文字のみ、UTF-8 文字をローカルヘッダ (pkzip 版) に格納します。(Unicode非対応アーカイバとの互換性を考慮)
互換性を優先したい環境でご利用の場合は、このオプションはオフにすることを推奨します。
オフにしてもUnicodeも使える、ハイブリッドなオプションです。
- Office 文書を ZIP 書庫とみなして扱う
Office 2007 以降の文書はデータ構造が ZIPフォーマットです。
そのままでは Explzh から開いた場合、ZIP アーカイブとして開いてしまいます。Office 文書を圧縮したい場合、圧縮することが多い場合には、このチェックを未チェックにしてください。
参照(よくある質問とその回答):Office 文書をアーカイブ圧縮できません。
- シンボリックリンクをリンク ファイルとして格納する (v.9.59~)
チェックすることで、シンボリックリンクをフォルダやファイルとして扱わず、リンクファイルとして格納します。
※「シンボリック」された「フォルダ」を格納したいときは「空のフォルダも格納」を有効にしてください。
シンボリックリンクの抽出には管理者権限が必要です。(展開時には管理者権限昇格ダイアログを表示し、展開を続行してよいか確認をします。)
シンボリックなどのリンク ファイルの抽出を行う際は、信頼できるソースからダウンロードしたアーカイブか、自分自身で作成したアーカイブかを確認することが重要です。
- 信頼できる入手先でダウンロードしたアーカイブである。
- 利用しても確実に安全だと思われる自身で作成したアーカイブである。
不明なソースからのアーカイブを使用すると、セキュリティリスクや悪意のある操作を受ける可能性がありますので、操作を行う前に、十分な検討と確認を行い、セキュリティを重視した対応を行うようにしてください。
*格納ファイルの プロパティ(Alt+Enter)から「リンクの参照元の path」を確認 できます。
- 相対パスで格納する
Ver 9.89 以降、シンボリックリンクを 相対パス のみで格納する仕様に変更しました。これは、絶対パス指定による意図しない場所への参照・ファイル操作を防止するためです。同種の脆弱性として、0-day 圧縮アーカイバでシンボリックリンクを利用したパス・トラバーサルの事例(例:CVE-2025-11001/CVE-2025-11002)も報じられております。
※このソフトウェア自体が該当 CVE に影響を受けたものではありませんが、類似のリスクを踏まえた予防的措置です。
外部参照: ZIP書庫へ Windows 環境でシンボリックリンクを格納する方法
◎ zip 圧縮/展開ライブラリについて:
gzipやzipの圧縮・展開機能は、zlibの作者であるMark Adler氏によるpigzをベースに開発されています。
pigzは、マルチコアCPUの性能を最大限に活用する並列gzipの実装であり、従来のgzipと比較して数倍高速でありながら、圧縮率をほとんど損なわないのが特徴です。
この分野において、pigzは事実上、世界最速のgzipライブラリとして知られています。
Explzhでは、このpigzが持つ高効率な構造を基盤とし、Windows環境においても同等の速度と安定性を実現しています。
関連項目:TAR 圧縮時デフォルトの設定
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