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Last modified: 2024/04/20
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オプション → 圧縮オプション → 基本設定 → 書庫形式別の設定 → TAR


gzip(zlib+pigz), bzip2, lzma, xz(lzma2), zstd 圧縮時デフォルトの設定


圧縮率指定
  • 圧縮率を指定します。

    gzipbzip2xzzstd は、いずれもマルチコアで高速に圧縮できます。
    (gzip のマルチコア圧縮の対応は Explzh v.9.01 以降、bzip2 と xz のマルチコア対応は Explzh v.9.07 以降)

    圧縮方式に zstd(Zstandard) を指定している場合には、圧縮率を 22 (32bit版では19) まで指定できます。
    Zstandard のデフォルトの圧縮レベルは 3、その他の形式のデフォルトの圧縮レベルは 6 です。


CPUスレッド数
  • CPUスレッド数を指定します。


拡張子
  • 拡張子を指定してください。
    *.txx => *.tgz など...*.tar.xxx => *.tar,gz など...

tar 形式
  • GNU 形式、POSIX 形式を指定できます。
GNU 形式、POSIX 形式の tar にアーカイブできるパス名文字の長さについて、Explzh では Windows のパス名文字の長さの限界の MAX_PATH の16倍の 4160 バイトを許容します。 ファイル名の文字(バイト)数が 4160バイトを超えてしまう tar 書庫については警告を表示して開きません。(おそらく、ほとんどの場合、MAX 4160バイトで十分です)

※POSIX を選択した場合、オプションで Paxheader 形式の tar も作成することができます。


オプション (tar アーカイブ時のオプション)
  • 作成日時データを保存

    ファイルの作成日時や属性などの情報をヘッダに記録します。

  • 空のフォルダも格納

    空のフォルダの場合、そのフォルダのファイル時刻や属性などの情報をヘッダに記録します。

  • 拡張子でソートして格納

    TAR32.DLL を利用する設定のみ、有効なオプションです。

  • POSIX PaxHeader を作成

    POSIX tar を作成する設定のみ、有効なオプションです。

  • gzip は 'zopfli圧縮アルゴリズムを (Level11)' を使う

    ここをチェックした場合、gzip は zopfli圧縮アルゴリズム によって zlib の Deflate より数%程度高い 圧縮率で圧縮されるようになります。

      Zopfliは、Deflateやzlibよりも高い圧縮率を実現することができますが、その圧縮速度は遅いです。(展開速度は Deflateやzlib のものと同等) そのため、オンザフライ(リアルタイム)圧縮にはあまり適していません。しかし、Androidアプリケーションパッケージ(APK)やJavaアーカイブ(JAR)のようなZIPベースの形式を持つソフトウェアパッケージファイルのソフトウェアアップデートやダウンロードでは、Zopfliが利用されることがあります。特にモバイル接続で使用される場合、圧縮率が高いため、データの転送量を削減できる利点があります。(マルチコア圧縮対応)

    gzip を作成する設定のみ、有効なオプションです。


tar について:
  • tar の作成について、GNU、POSIX を作成できます。ファイルサイズの制限はありません
  • tar の展開について、GNU、POSIX どちらの形式の展開にも対応しています。
  • tar で操作できるファイル名文字について、圧縮格納ファイル名文字コードは UTF-8 文字セットです。 展開においては OEM 文字セットも自動判別して展開されます。


関連項目:ZIP 圧縮時デフォルトの設定